65HPアクセス1万件突破記念寄稿

 

                  関東同期会あれこれ

                   上原 昇(2組)

1.はじめに

昨年920日、上田で開催された同期会は100名を超える参加者で大変な盛り上がりをみせた。

かくも大勢の人たちを全国(何人かは海外)から集める吸引力は何だろう。

キーワードは、やはり「上田“UEDA”」であろう。出身地は必ずしも上田市でなくても、母校の名前

でもある上田に対する愛着やアイデンティティは、何歳になっても消えることはない。

こうした懐かしさの気持ちに還暦という人生の区切りが相俟って、皆の足を故郷に向けさせたので

あろう。さて、次の再来年開催予定の卒業45年記念同期会には何人集まるだろうか。

 

2.関東同期会の歩み

1997628日、関東同窓会総会の実行委員当番が初めて回ってきた。当時幹事長の堀内忠

久さん(53期)に言われ、急遽10名ほどが集まり、総会の下働きをした。当時は皆40歳代バリバリの

現役で、同窓会や同期会への関心も薄く、人数を集めるのが大変だった。(写真A

同窓会総会の当番は5年ごとで、次の2002年が近づいてきた。当時会報「うえだ」の編集長、井

上剛さん(61)から「今度の会報には、当番期で広告を出してもらう。」と通告され、急遽親しい同期

に声をかけカンパを募り、7万円集め広告出稿したこともあった。(写真B

牧野泉、宮原豊君(9組)たちと相談の結果、次の総会までにきちんとした同期会を関東で立ち上

げることにした。こうしてスタートしたのが、2001714日の同期会で、28名が集まり、上田からも

羽田義久君(11組)が駆けつけてくれた。

翌年の総会では実行委員も無事務め、同期会には母校の校長に就任した小山壽一君(2組)も出

席し、皆でお祝いをしたのも思い出に残る。(写真C

それからまた5年後の2007年には、総会副実行委員期として総会を運営し、その夜の第7回同

期会には大阪や愛知からの参加者も加わり盛会となった。

こうして関東同期会も今回(627日開催)で9回を数え、ややマンネリ感は否めないものの、65

期の交流の場作りには役立っているようである。

(上記の活動については、関東同窓会65期ホームページ(HP)に詳しく紹介。)

 

3.関東同期のプロファイルなど

卒業名簿をみると、65期の総数は469名、うち判明している物故者が15名いる。

現在、関東在住で住所の確認できる人は、165名(全体の36%)となっている。

    居住地は?

地域

東京

埼玉

千葉

神奈川

茨城

栃木

群馬

その他

人数

59

42

23

23

11

やはり広域な東京都が一番多いが、次の埼玉県は信州への交通の便が良いからであろう。

また最近目立つのは、仕事をリタイアして故郷へ帰る人が出てきたことだ。

   職業は?

     60歳定年の勤め人は、ちょうど退職にあたり現在どうしているか判別しにくい時期である。

    名簿なども参照して推定すると、全体の55%にあたるおよそ90名が今でもサラリーマン(ウーマン)

として働いていると思われる。(再就職も含む)

     次に多いのが教師で13名(うち大学8、中高校5)、専門資格保有者(医師5、会計士、建築士、

税理士2、弁護士1)と自営が各12名、公務員9名(国会議員1名含む)と続き、その他(退職およ

び不明含む)29名となっている。

今後は、年々サラリーマン(ウーマン)からその他に移っていくことになる。

   メール保有者は?

     165名中、メールで交信できる人は半分強の87名で、年々増えている。原田義則君(3組)のレポ

ートによると、我々の世代でインターネット利用しているのが56%とあったが、ほぼ符合している。同

期会参画度が高いクラスほどメールの利用度も高いことも分る。

クラス別参画度は?

これまで9回の同期会と3回の新年会に出席した人を、クラス別に集計してみた。

なお、表中絶対数とは、一度でも出席した人の数である。

関東在住に限ってみると、全体の4割に相当する67名が、これまで1回は出席している。

こうした集まりへの関心や参画は個人差、クラス差があることは当然であるが、累計(延べ)の出席人

数は、クラスによって6倍以上の差があることが分った。

参加者の少ないクラスの幹事はご苦労していると思うが、まずは気心の知れた友人に連絡して、

クラス仲間で集まってみたらどうだろうか。

 

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

人数

(絶対数)

21

(8)

73

(14)

37

(8)

64

(11)

20

(6)

11

(3)

40

(10)

34

(9)

69

(13)

18

(5)

13

(4)

400

(91)

 

4.おわりに

同期会というのは特に決まりも制約もない集まりである。一応、丸山暢久君(4組)と私が代表幹事

を務め、各クラス幹事と連携をとって運営している。

今のところ恒例の行事は、新年会と夏の同期会だけである。

あと、最近では、時々ゴルフ好きとテニス好きが集まって遊んでいる。

活性化は幹事の掛け声や尽力だけでは限界があるし、同期の皆さんの主体的な動きがあってこ

そだ。何か面白そうなこと、役に立ちそうなことを思い立ったら行動を起こしてみましょう。

ある人に云わせると、定年(ヒマ)になってからの大切なことは“教養と教育”即ち、『今日事と

今日行くところ』だそうだ。アラ還世代にとって、同期会や同窓会はまさに格好の教養と教育の場に

なるのではなかろうか。

2009710日記)

(写真A) 関東同窓会総会終了後、高田馬場で同期会を開催 97.6.29

 

(写真B) 同期会立ち上げの相談で集合(銀座シンフウ) 01.4.23

 

(写真C) 第2回 上田高校校長に就任した小山壽一君を囲んで

 

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