「2組クラス会IN上海」レポート
「来年の新年会は趣向を変えて、上海の日本料理店『真田』(オーナー:小山雅堂君)で
開催しよう。」そんな話から2組の関東クラス会IN上海が2月6日(金)〜8日(日)の日
程で昨年末に計画された。幹事役は小宮山豊君と関賢治の二人。
幹事の他、菊地章夫、林長人、上原昇君の5名が上海の雅堂君と合流する事となった。
小山社長の工場見学!『真田』での宴会!上海蟹の快食!リニアモーターカー乗車!の
希望を伝え、他は全て雅堂君にお任せすることとした。
ところが、1月中旬に『真田』閉店とのことで驚くが、雅堂君本業の『上海天新麗保健品
有限公司』があるではないか。
2月6日、10時半、5人組は成田から上海に向けテイクオフ。
上海浦東国際空港で雅堂君と彼の友人の翁さんから熱烈歓迎を受ける。雅堂君の運転で
まずは市内の黄浦江に面した東方濱江大酒店へチェックイン。そして渡されたのは3日間
分刻みの雅堂君作の「これぞ上海」を満喫できる日程表。
2日間宿泊の東方濱江大酒店前にて 森ビル展望台にて林君しゃがみ込むの図
床のガラスからは真下が覗ける
まずは日程表にのっとりビールの栓抜きを立てたような492mの森ビルの展望台へ。アメ
リカの建築家による設計なれど、コンペ当選時は頭上部に丸い穴が、又建物を横から眺め
ると正に刀。あまりに日本を意識しすぎるのか不評により栓抜き状な四角い孔となったと
の事。展望室の高さでも474m。静止している景色として今までに体験した記憶が無い。手
摺はあるものの床から天井までの総ガラスには足も竦む。流石に492mは高い!
特に上原・林両君の顔からは赤みが段々と無くなっていく。地震のめったに無い上海な
らではの高層建築群を真下に見るが、真冬にありながら湿度の高いせいか彼方は全て霞の
中。天候は3日間とも霧のロンドンならぬ霞の上海であった。
森ビルツアー後は、急ぎ車の中から浦東の官庁街を見学。車を降り地下鉄を利用して南
京路へ。歩行者天国の銀座か歌舞伎町を歩いている様な感じである。助平な日本人一行に
見えるらしく盛んに日本語での呼込みに辟易する。
と!『真田』の看板を発見。閉店の経緯を元オーナーより聞きつつクラス会会場の『梅
龍鎮』へ。ここは世界各国の元首が上海を訪れると食事をすることが多い、当地で最も歴
史ある料理店との事。これぞ上海料理を満喫し、初日クラス会は無事終了。
南京路を散策 『梅龍鎮』にて、後列左翁さん 上原 小宮山、
関 張さん、前列左小山、林、菊地
2日目は朝8時にホテル出発の予定。が車が現れず。翁さんの案内でホテル近くの上海タ
ワー(東方明珠塔)の展望台へ。まだ昨日の恐怖が覚めやらない二人はガラス面に近づか
ず。1階にある上海歴史資料館で蝋人形などを見学していると、雅堂君運転の車が到着。
いざ、『上海天新麗保健品有限公司』の工場へ!工場までは車で1時間ほどの距離。
社長室での説明を聞いた後、工場内見学へ。今中国は旧正月休みで従業員は全て帰郷中。
普段は入れない場所まで案内してもらい、如何に隅々まで注意を払って健康食品(サプリ
メント)を製造しているかが判った。 http://www.leihoh.co.jp/leihoh_top.html
興味のある方は上記ホームページを一見。
昼は工場近くで3人前はあろうかと思われる汁そば?を啜った後、南京路へ!その前に
雅堂君の自宅に寄り、奥様と一人息子の祥明君に挨拶に伺うも、逆に奥様から我々にお土
産を頂いてしまい、実に持って謝感!である。
『上海天新麗保健品有限公司』正門前にて 人混みの中の『預園』界隈
小山社長を囲んで
南京東路から下町を通り抜け、古の中国文化を偲ばれる『預園』へ足を踏み入れると、
今まで何処にこれだけの人が居たのと言うほどの人人人。元旦に浅草寺へ行ったような状
態。あまりの人の多さに唯歩くのみ。古き中国を偲ぶ余裕も無くそそくさと退散。
南京路であれやこれやと冷やかしながら時間を潰し、黄浦江のライトアップの時間に合
わせてクルージングへ。昔、太湖で貴族が乗っていた様な古風な舟をチャーターして頂き、
悠々と1時間の遊覧でありました。近代的な浦東と旧イギリス租界を中心としたオールド
上海の対比が絶妙である。
2日目のクラス会会場は何百年と続く老舗料理店『王宝和』。名物の小龍包に舌鼓しお代
りの山、最後に1人1杯の上海蟹にしゃぶり付く。この時ばかりは皆無口となる。会も楽
しく過ぎ、52°の老酒?に足をとられながらホテルへ。
これぞ『上海蟹』全て快食! 『真田』の看板前、元オーナー寂しそう
3日目の朝は流石に時間通りに車到着!3日も居ればわが町同然。見慣れた建物、街角を
抜けて龍陽路リニアカー駅に。ここで、フルアテンドのもてなしの雅堂君に感謝しつつお
別れし、リニアカーのVIP席へ。先頭の運転席窓越しに時速431kmを体感する。35km
を僅か8分で浦東国際空港到着。すぐに上海に別れを惜しみつつ機上の人となるはずが、
機材が到着せず遅延とのアナウンス。何することなく時間を潰すこと3時間以上。まあこ
れも海外旅行の一つと割り切れば又楽し。3日間では余りに短く、多くを体験できたとは言
えかなかったが、今後の雅堂君の「CHINA REPORT」が益々楽しみになってきた。
まずは我ら5名 雅堂君に 謝謝! 謝謝!
そして、いつの間にかツアーコンダクターになっていた幹事小宮山君にも感謝!感謝!
(2009.2.9 関賢治 記)